失敗はマリアナ海溝より深いかもしれない話
仕事で割と重めな失敗をした。
社内の人たちは笑って大丈夫と言ってはくれたが、失敗は失敗。気分が晴れずにその日はすぐに帰った。
みんなに感謝しなきゃいけないのに、どうにも心は内向きになっていて人の話を聞く余裕がない。
そんな失敗に関することをただ考えていく回となります。
結論は「失敗って海でもがいているのと同じじゃね?」です。
すぐに忘れられる失敗ならいいけど、そうでない失敗ってありますよね。
てか、すぐに忘れられる失敗はそもそも失敗なのか?と疑問に思う。
切り替えが早い人?というよりか、「まあいっか」と流せる人。
失敗を楽観的に見つめて前に進める人は、本当にメンタルが強い人なのだと尊敬する。
本当はものすごくへこんで傷ついているけど、それを表に出さずに消化できているってことなのか?
ここでいう「まあいっか」というの人は、それを失敗と思わず普通に過ごせる人。ということで、失敗することが怖いんじゃなく、失敗していないことにしようというマインドへ持っていける人だと勝手に思っている。マジ尊敬。
自分はというと、このマインドは持ち合わせておらず、結構へこむタイプ。
へらへらしていた時期もあったが、全然へらへらできていなかったらしい。見ていて分かりやすいよねと言われたことがあるので、無理に取り繕うことはやめた。
へこんでいいならその姿をそのまま見せてやるよってスタンス。
失敗しないように過ごしていても、なんだかんだ失敗はする。
そして、失敗したことで出てくるやりきれない感情って、日が経つと薄れることもあれば、今現在も思い出したくない時にもある。
そんなこんなで過ごしているうちに、失敗って海でもがくことに似てるなと思うようになってきた。もがき苦しみ、ちょっと浮上してはまた沈み、気づいたら舟の上で休憩していた・・・。という段階もあると感じている。自分の主観なんですけど。
一つ目は初期段階。失敗した直後に感じるあのいやーな感情。やってしまった、もう消えてしまいたいと思う気持ち。この感情に深く潜りすぎると、浮上できずそのままトラウマになることもあるんじゃないのかな?ここを冷静に対処できる人や、そもそも自分は悪くないやーって思える人のメンタルにはまだまだなれない。
二つ目は失敗して数日後。深く潜っていた負の深海から浮上できそうな心持ちが生まれる。ちょっと呼吸できるかなと思って外の空気を吸う、また海の中へ引きこまれての繰り返し。呼吸ができる分少し気持ちが軽くなっている感じがある。
三つ目は立ち直り段階。呼吸している途中に舟を見つける。必死にしがみつき、舟に上がる。船上から初めて海を見る。なんとおぞましいのか、はたまたちっぽけなのかは人それぞれ。今までの出来事や感情を客観的に見つめることができる。ここで初めて失敗から反省へ進めることができると思っている。
こう考えると、失敗を引きずって前に進めない時は負の海でおぼれているんだろうな。
でも、海の中で死ぬほどもがき苦しむってことは決して悪いことではないと思う。もがいていくと、その中でどう泳いていけばいいかとか、余計に沈んでいくだけだなとかってことが分かってくることがある。
きついことがあったら逃げた方がいい場合があるけど、どこかでまたこの失敗という海に入らなければいけない時ってあると思う。
一回逃げてしまうと、そこは危ないところだから入っちゃだめだと、かつての自分自身から警告を受けることになるだろうな。
その海が命の危険なのか、成長の場所なのかは、一回もがいてみないとわからなかったりする。
せっかく入った失敗の海なので、死ぬほどもがいてやろうと思います。